生理とかいうクソシステムをさっさと撤廃しろ
生理痛で起きる。
わたしがこの世の目覚めの中で最も嫌いなものがこれだ。
睡眠から半分覚醒しているボンヤリとした意識では、自分の体になにが起きているのかわからない。なんとなくジワジワと痛みに襲われる不快感にうーんうーんと魘され、ようやく「あ、生理きてる」と自覚する。
ここでさっさと起きればいいものを、目覚めの布団の中という楽園からそう簡単に離れられるような人間では無いので、痛いけどまだ出たくない…と二度寝を決め込む。(痛みで起きるのでまだ時間までは余裕があるのだ)
また魘されて起きて、漸く重い腰を上げて薬を飲みに行く。
ああ、愛しきイブクイック。素晴らしき人間の叡智。ケツと股と腹と腰を苛む性の呪いからわたしを救う救世主である。
なんで2分の1の確率で(たぶんそうだ)女に産まれただけで毎月毎月股から血が出る上にクソ不快な痛みを抱えなければいけないのか。なぜ男性よりも平均年収が低い性別で生きなければいけないのか、セクハラや痴漢や犯罪に怯え、憤らなければいけないのか(マジでそういうニュースを見るとムカつくしやるせないよね)、「まあ最悪風俗で働けばいいじゃん笑」なんてクソみたいなクソ台詞を言われなければいけないのか──……
(実際に働いている方々や関係する仕事に携わる方への悪意はない)
「生理」がくると、自分が女であるという事実を生々しく感じる。おまえは子供を産むための身体を持つ生物である。雌。女性という性について否応なしに考えてしまう。女ってなんだ。「女性は強いからね」と父親は言う。
理想を押し付けるな、私のメンタルは就活で病院通いになる激弱ふにゃふにゃやわらか豆腐だぞ。
産む気も予定もないのに勝手に体が子宮に大層なベッドをつくりあげ、そして捨てる。使わないものを作って捨てる。それに伴って痛みが発生。おい、これなんの意味があるんだ?あるなら教えてくれ神様。さっさとこのクソシステムにパッチをあててくれ。
もうこの際、撤廃とまでは言わない。オンオフのスイッチが欲しい。頼む。欲しくなったらオンにするから。そうしたら、ピルだとか、ゴムだとか、その他いろいろある妊娠対策だって不要で、安心で幸せな性生活を送れる人々も多い。多分そう。
クソッッナプキン費用は国が払え!!!!!地味に高い!!!!!!!!!!地味に財布に痛い!!!!!!!!!!あああああああ!!!!!
…………という諸々を、毎月やる。ほんとに毎月やってる。
さっさとなんとかしてほしい。