しんどいので、寝る
土日2日間まるっと休みなので、進路のために何かしらをしなければと焦っていた。
結果、母親が録画していた「家族募集します」を見てベチャベチャに泣き、ベッドの上にいる。
私はシングルファーザーでもシングルマザーでもない進路に迷う大学四年生だが、就活で弱りもろくなった涙腺にクリティカルヒット、ヒグヒグ言いながら泣いた。
作中、妻を亡くしシングルファーザーとなった俊平は「大変だねとか頑張ってるねという言葉は言われすぎてうんざりだ。自分は楽しくやっている、楽しくやれるように頑張っている。哀れむのではなく、笑って欲しい」と主張する。
笑ってほしくて、明るく振舞って、心配されて、違和感を感じる瞬間には覚えがある。
アルバイト先や学校で、ヘラヘラしながら進路に迷っていると話した時、周囲の人々が顔にうかべる心配そうな表情を思い出した。
本当は辛くてしんどくてとても困っているのに、それを笑い話にして面白おかしく振る舞うことで、無意識に防衛を行っているのかもしれない。
自分は今とてもしんどいんだなあ、と再確認した。なので、今日はちょっと休むことにする。